市立博物館の学芸員は「辛い?楽?暇?」バイトの仕事を解説

市立博物館の学芸員は何をするのか?どんなお仕事なのか?

気になりますよね。

そこで、このページで市立博物館の学芸員のアルバイトは「辛い?楽?暇?」なのか?

実際に勤務経験のある人はバイトの体験談(仕事内容)を解説してもらいました。

市立博物館の学芸員のアルバイトに興味がある人はぜひ参考にしてみましょう。

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市立博物館の学芸員は「辛い?楽?」どっち?

圧倒的に「楽」です。

この仕事の他にIT企業の事務職も2年ほどやっていましたが、比べてみてもこちらの方が圧倒的に楽です。

緩いという意味での「楽」ではなく、「楽しい・やりがいがある」という方の「楽」が多いです。

事務職のほうは本当にお金を稼ぐ目的だけで妥協して入ったところなので、できるだけ仕事の手抜きをしたい・早く帰りたい・プライベートで仕事の事なんか考えたくない、という感じでした。

今は、本当にずっとやりたくて大学・大学院と勉強してきた内容に近いところの仕事を、お金をもらって出来ているのでとても楽しいです。

できるだけクオリティの高い仕事をしたいし、必要なら休日出勤しても全く構わないし、休みの日でも図書館行ったり自宅で勉強したりするのも楽しくできています。

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市立博物館の学芸員の楽なところは?

まずは、残業が全くなかった点。

博物館の開館時間が午前9時から午後5時までで、最終入館が午後4時半です。

午後3時以降はほぼ入館者もいないので、9割9分、4時半すぎに施錠して5時には全員帰宅できました。次に、業務内容が、私が比較的楽しくできる内容ばかりだった点。

業務は、史料整理のほかに小学校が社会科見学に来る際の案内、体験活動や祭りの実施、講演会の実施などです。

史料整理は大学・大学院で学んでいたことに近いので特に負担でもないし、小学生の案内も子供好きなので楽しくできました。

体験活動などの準備も、趣味でDIYや手芸をやっているのでその延長みたいなものだし、前職で事務員をやっていたので資料作成や電話対応なども普通にできました。

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市立博物館の学芸員の辛いところは?

地方の山の中という事もあり、害虫が出ます。

私はあまり虫が得意ではないのですが、朝出勤したら博物館の中にムカデがいたり、時期になると蚊やハチ、ブユが入って来ることも普通です。

駐車場から館に行く間に襲われることもあります。そのため机の中と車の中に強力な害虫駆除スプレーを常に入れています。

私はまだ遭遇していませんが、朝出勤したら毒蛇が事務室にいた事もあるそうです。

また、本当に時々たまにですが、自称郷土研究家という御年輩の方(だいたい男性、70代以上)が来て自説を展開する事もあります。

館長(歴史学者、元校長、60代)がいればいいのですが、私一人の時に来たりすると色々面倒です。

私も一応研究者で全国誌に論文が載った事もあるのですが、どうも頭から舐めてかかってくるご老人もいて、時々たまにイラッとする事があります。

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市立博物館の学芸員は暇な時間(もしくはサボれる時間)ってあるの?

入館者対応をしなくていい時間(自分で研究したり休んだりできる時間)という点でみれば、たいてい自由にできました。

団体見学をのぞいた入館者が週に20人程度の小さな博物館なので、入館者の対応はほぼありません。

電話も日に1本かかってくるかどうかです。

学校見学が集中する5月と9~10月は毎日のように来るので忙しいのですが、その時期以外は比較的毎日ひっそりしています。

さぼろうと思えばいくらでもサボれるのですが、そこでサボると後で色々ツケが回ってくるので、だいたいは来年の企画展に向けて調査研究をしたり、講演会や体験活動の準備をしたり、あるいは館内清掃や蔵書整理をしたりと雑務を色々やっています。

その点では完全に暇な時間はないかもしれません。

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市立博物館の学芸員の主な仕事内容は?

仕事は「調査研究」と「教育普及」の2つに分かれます。

まず「教育普及」は、企画展を開催したり講演会を実施したり、学校見学を受け入れたりといった、一般的によく知られている博物館業務のこと。

もう少し大きい博物館では、広報とか、それ専門の部署がある場合や外注する場合もありますが、当館は小さいので職員が全て企画立案から資料づくり・準備・広報活動もやっています。

「調査研究」は企画展や講演会などのベースになるもので、これはあまり普段目にすることがないと思います。

収蔵した品がいったいどのような物か精査してレポートにまとめる他、博物館のテーマに基づいて各人が史料を調査したり現地調査・聞き取り調査をするなどして、地域の歴史や文化・伝統といったものをまとめ、成果発表をすることで後世に残したり新たな発見につなげたりしています。

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市立博物館の学芸員は未経験から入って仕事に慣れる期間はどれくらい?

厳密に言えば「未経験」で就職したわけではありません。

学芸員は国家資格で、取得するには大学で単位をとり、かつ実地で所定の時間実習をするか、あるいは博物館に所定の期間勤務した上で試験をパスするかの方法があります。

私は前者の方法で取得したので、一通り史料の扱い方など諸々を経験した上での就職です。

幸い実習した博物館も歴史系博物館で、就職したところも似たようなジャンルだったので、知識がそのまま生かせている感じで、完全にゼロから勉強したことはごくわずかでした。

仕事に慣れるという点では、その館のローカルルール(入館料がいくらとか、駐車場がどことか、近くの観光スポットがどことか、鍵がどこにあるか、等)に慣れるのにだいたい1か月くらいかかりました。

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