食品メーカー事務職営業部は「辛い?楽?暇?」どれなのでしょうか?
事務職と言っても営業職ということで、楽な場所もありまが、少し大変なイメージがありますよね。
そこで、このページでは食品メーカー事務職営業部は「辛い?楽?暇?」実際に働いていた人から経験談を聞いたうえで、仕事内容を解説しています。
食品メーカー事務職営業部は「辛い?楽?」どっち?
食品メーカー事務職営業部の楽なところは?
1点目はなんと言っても、この業務は営業でありながら、内勤であるということです。
暑い、寒いそんな気候変動に関わることなく、過ごしやすい事務室の中で一日中過ごすことができるのです。
最近は自宅と会社をオンラインで結んで、受発注システムを操作可能です。テレワークが可能で、通勤いらずということもあります。
2点目は、比較的外部との接点が少ないことです。
あくまで企業対企業の関係、お客様は神様です的態度をとる消費者が相手ではないため、比較的揉めない冷静なやりとりができる環境にあります。
理不尽な態度をとれば、企業の規範としてどうなのかを問われる昨今です、言われる程大事件はありません。
3つ目が営業にありがちなノルマがないことです。
以上の点が楽と言えることです。
食品メーカー事務職営業部の辛いところは?
1点目は、フレックスタイムは採用できないことです。
対外の相手がある業務ですから、対外の相手に合わせた勤務時間になります。
相手も複数ですから、できるだけ最大公約数の時間帯で稼働していなければなりません。
すなわち、自己管理の時間帯で働く時間を決められないということになります。
時間帯だけでなく、休日も対外の相手に合わせる必要があります。
食品は大抵365日営業している企業で扱われていることが多いです。従って学校関係やら他の製造メーカーと異なって、休みの日数は少ないです。
2つ目は、内勤かつ小規模事務所にありがちなことですが、いつも同じの、かつ少ない人数の人達と顔を突き合わせていなければならないことです。
大きめな企業は配置換え転勤があって、メンバーも変わることがありますが、弱小企業は絶望的です。
3つ目は、対外の受発注システムは会社独自の方式なので、これを熟知しても、他で難の薬にも立たないことです。
強いていうなら、納期が遅れそうだとか、誤発送だとか突発的事象に対処できる度胸が身につく位でしょうか。
食品メーカー事務職営業部は暇な時間(もしくはサボれる時間)ってあるの?
この職種には暇な時間が発生することはありえます。
それは自社の商品が売れない時、注文がないときです。
注文がなければ、この職種にたいする入力がありません。入力がなければ処理することもできません。
従って何もすることができなくなります。
これが続けば企業は傾きます。
倒産してしまいます。
暇があるとき、続くときは覚悟して転職先を探さなければなりません。
従って暇なときはサボれるときかと言えば、サボっていいたら自分が不遇になるだけです。
警察や消防など悪いことや災害が起きると忙しくなる職業以外は、暇になって、やれやれサボって良かったと言える職種はないのでは無いかと思います。
暇なら自分の身に起こるであろう事象を予測して、対処していくことは必要です
食品メーカー事務職営業部の主な仕事内容は?
製造メーカーの受発注業務は、企業からくる注文を受け、自社の製品を受けた注文通りに発送する仕事です。
発送先は、多くは企業の倉庫へ配送します。
発送元は多くは倉庫から発送します。
実際にはこのように倉庫から倉庫へ製品を配送する場合が殆どで、この配送部分は、自社あるいは系列グループで構築できるところはくぁまりありません。
専業配送会社に委託します。
したがって、製造計画に沿って専業配送会社の倉庫に、入庫している自社の製品数を確認しつつ、顧客企業から来た注文の品を指定の倉庫へ運ぶ手配をかけるしごとが、この業務の主な内容です。
当然、倉庫に在庫がないとか、誤配したとか、遅配になりそうだとか、返品されたとか、細かいトラブルが発生します。
これを捌いていくことも仕事の一部です。
食品メーカー事務職営業部は未経験から入って仕事に慣れる期間はどれくらい?
まず自社の製品種別によって、大きく違うと思われます。
業務の処理内容は簡単でも、製品ごとに出庫倉庫が違うとか、出庫単位が違うとか、製品種別が増えれば増えるほど、覚えることが増えます。
自分の場合は、製品カタログがA4サイズの冊子で厚さが3cmはありましたので、商品だけを覚えるのに2年はかかりました。
そして製品ごとに違う対処を、誰かにきかずに対処できるまで3年はかかりました。
更にです、製品だけでなく、顧客企業による処理の違いもあります。
同じように自分が勤める部門の顧客企業数によって、慣れるまでの期間は大きく左右されるのです。未経験で入って慣れる期間は、一概にはいえません。
しかし、こうした超ローカル規則が存在するから、日本の生産性が低いのだと言われる理由がなんとなく実感されます。
総合的に見て、辛い1に対して楽2の割合で、圧倒的に楽な職種といえるでしょう。
ただし此の職種を長く続けるのであれば、割合は変わってくると思います。
長く続けるような業務では有りません。
自分自身がスキルアップすることなく、ただ時間が過ぎて、その企業でしか使えない人、いわゆる潰しのきかない人になるのが、耐えられない人には、辛いと楽の割合が逆転することと思います。
潰しがきかない人になるだけではありません。このインフレ時代に突入したにも関わらず、社内評価は低いまま、当然収入も上がらないままとなることは必然です。
いやいや給金は低くても楽な方が良いという人にとっては、営業部にいながらノルマのない楽な業務と言えるでしょう。