だんじり祭りと言えば、過激なイメージを持つ人も多いですよね。
実際に事故や喧嘩などが発生しているという事例も過去にはあります。
では、なぜだんじり祭りはなくならないのでしょうか。
ここでは、地元民のアンケート調査を元にだんじり祭りがなくならない理由について紹介しています。
ぜひ参考にしてみましょう。
だんじり祭りなぜなくならない理由は6つある!
だんじり祭りの事故は過去にしか無いから
愛媛県の新居浜、太鼓祭りは喧嘩祭りと言われるほどで、毎年怪我人が続出していた歴史はあります。
しかし喧嘩したら罰則が設けられ、昭和の後半からは事故がなくなっています。
隣の西条市がだんじり祭りが盛んで、女性も子供も夜通し歩いても事故は起きていません。
五穀豊穣の祭りなどの大義名分はあるが単純にだんじりを曳くのがみんな楽しいから
岸和田では9月から1年の始まるカレンダーがあるほど、とにかくだんじり好きが多いです。
祭りの最中だけでなく、約1ヵ月前からは毎日小屋で太鼓を叩いたりして人が集まります。
だんじりを曳くためなら毎晩走り込みも欠かしません。
参加している若者に「五穀豊穣」や「神事」という意識はほとんど無く、祭りに参加している人は単純にだんじりが好きなだけです。
大げさかもしれませんが岸和田からだんじりが無くなると、ほとんど何の魅力もない街になってしまうでしょう。
昔からの伝統なので引き継いでいきたいという思いが強い人が多いから
地元民が積極的にだんじりの青年団に入っている人も多く、中には大人になっても青年団へ寄付してる人もいます。
このように、だんじりの行事ごとにも参加し続けているためです。
子供の頃からだんじりの街で育ち周りも皆同じでで、参加者や青年団もそれが当たり前だと思っている模様です。
地元民に愛されているから
危険か過激なイメージを持つ人も多いだんじり祭りですが、やはり地元では愛されている祭りでもあります。
お祭りが大好きな人が多いのです。
また、古くからある行事なので、無くしたくないと言う気持ちもあるのでしょう。
このようにだんじり祭りは受け継がれているのです。
車の事故と同じで事故ってからでないと問題にならないから
だんじり祭りは、自動車と同じで、自動車そのものは事故を起こしません。
ドライバー側が悪いという考えになり、自動車の場合、事故れば責任の追及が簡単です。
しかし、だんじりは、誰が悪いの?ということを覆い隠せます。
だから、事故を起こした現認の追及があやふやになるため、警察が介入できないんです。
警察が介入できないとやりたい放題できるということですね。
その土地のイベントが少ないから
地方の田舎ではそもそもイベント自体が少ないです。
田舎はイベントといえば、地元の祭りぐらいしかありません。
なので、だんじり祭りが無くなってしまうと、そも地元ではお祭り行事が無くなってしまうのです。
そこで、歴史がある文化を継承したいと言う人も多いのです。
だんじり祭りは頭おかしいと思う?
だんじり祭りは頭おかしいと思う人は多いのでしょうか。
アンケート調査をしたところ下記のような回答結果になりました。
思う 「 5%」
思わない「91%」
このような回答結果になりました。
基本的に地元民に聞いてみると、特におかしいとは思わないと回答しています。
他県から来た人は驚くかもしれないが、地元民は楽しんでいる人も多いです。
では、下記にこの話題に対してアンケート調査を抜粋して紹介しています。
子供の頃から慣れていると、参加しない方がおかしいと感じます。
新居浜の太鼓祭りは男祭りと言われ、女性は見ているか家でお酒と料理を準備していますが、西条のだんじりでは、お酒や食べ物も路上でみんな食べていて、それが当たり前の行事になっています。
祭りは基本的に町民、市民が昔から愛しているものです。
なので、岸和田市に住んでいるとそう思う人は少ないと思います。
ただ、他県の人からすれば「死人が出たりしても続けるのは頭がおかしい」と思う人がいるのも事実です。
それは逆の立場でも同じ事が言え、だんじり祭りに参加している人からすると、他の祭りを見て同じような感想を持つ人もいます。
頭おかしいとは思いませんが、マナーが悪い人が本当に多いと実感できる時期でもあります。
楽しく安全に楽しめる時もあるかもしれませんが、ガラの悪さが強いので県外から来る人は驚くかもしれません。
いまだ、だんじり祭りは安全策が十分ではないところを見ると頭がおかしいというより、たるんでいます。
例えば、一時期WRCというラリーカーのイベントは、死人が出まくるという状況下でも大会が開催され問題になりました。
しかし、WRCは、翌年に、自分たちは間違っていた、ドライバーを守ることも重要であることを理解し、安全策に勤め今に至ります。
なので、安全策の作成を放棄しているだんじり祭りは頭がおかしいと思われても仕方なく、もっと言えば、怠慢です。
頭がおかしいとは思いません。
でも私は参加もしませんし、わざわざ見に行くこともありません。
したい人は一定数必ずいますので、その人たちが楽しければいいのでは、と思っています。
だんじり祭り危ないと思う?
だんじり祭り危ないと思う人は多いのでしょうか。
アンケート調査したところ下記のような回答結果になりました。
思う 「93%」
思わない「 7%」
このような回答結果になりました。
やはり事故と隣り合わせの過激なお祭りだけあって「危ない」と思う人も多いことがわかります。
では、下記にこの話題に対してアンケート調査を抜粋して紹介しています。
太鼓祭りの方が大きさや男性の喧嘩っぱやさで危ないことが多いです。
だんじりは子供用もあり、大人も子供のために気をつけていて、他のスポーツと危険度は同じぐらいだと思います。
4トン前後のだんじりを曳きまわし、走りながら曲がるやりまわしは危険です。
しかしここ数年は道がだんじり様に広く整備され、過去に死者を出したコースは人が挟まらないようになっていたりします。
見物人も年々増えるのに対し、見物できる場所は年々だんじりから遠ざけられています。
なので参加している人はともかく、岸和田で見物人がだんじりと接触したり曳いてる人とぶつかる事故は起こっていません。
(警備をしっかりしていない田舎の方では稀にあるようですが)
毎年のように怪我人も出ているし、お酒入ると気性が荒くなって喧嘩している人達もよく見かけていたので、それに巻き込まれたら危ないとは思う。
なので、それなりのリスクは考えて見物はしておいた方が良いかもしれません。
危ないです。
というのも、安全策がいまだないうえ、死亡事故については自己責任で死亡した人物の不注意とか、死亡した人物が調子に乗りすぎたという形で地元の人に謝罪をするという方向のお祭りですから危険というより、道徳にも問題があるように見えます。
もちろん危ないと思います。
日本は昔から安全第一と言いながら、祭りに関しては放置しておく国民だと思います。
小学校の組み立て体操も危なかったですが、私が子供だった頃は中止になりませんでした。
だんじり祭りの暴力ってどうなの?
だんじり祭りの暴力などについては、地域住民はどう思っているのでしょうか。
結論から言えば「昔はあったけど、今はそこまで見ない」という意見が多いです。
地域住民から寄せられたアンケート調査によると「昔ほど、喧嘩の多いお祭りではなくなったし、今は安全に楽しめる」と回答している人がほとんどです。
また「仮にあったとしても参加者たちはある程度、過激なお祭りだと想定している」という意見もありました。
では、下記にこの話題に対して地元の人にアンケート調査をしたので、抜粋して紹介しています。
昭和の頃ならあったと言いますが、私は見たこともありません。
もしそういう暴力があるなら、自治体や警察がしっかり取り締まり、地域の行事として健全にしてもらいたいと思います。
最近ではねぶた祭りで暴力事件などがありましたが、だんじり祭りで大工方が暴力を振るう事はありません。
まずだんじりに乗っているので、ぶつかろうが止まろうがわざわざ降りて暴力を振るったり出来ないからです。
大工方は「若頭」、曳き手は「青年団」であり、休憩中も違う場所が用意されているので、ほとんど接点が無いのもあります。
どちらかというともめ事を起こすのは、だんじりについて走っている人たちです。
昔からあるから、きっと今もそういうことが起こるのでしょうが、見ていても聞いていても全く良い気分にはならないです。
SNSがありふれた現代では、許可なしでそういう状況も撮られてアップされて犯罪者扱いされることもあるでしょうし、そういうこともわきまえた上で、活動した方が良いと思います。
お祭りは、日頃のストレスとか、道徳というものを忘れることができる。
または、神聖さという理由をつけ、暴力をあえて良しとするなど問題が多いことがあります。
だんじりだけではなくほかの祭りも同様に、暴力行為を正当化ですから、異常です。
もちろん暴力はだめですが、参加する側はそれを承知で参加していることもあると思います。
親戚が大工仕事をしていますが、家やビルを作るという大事な仕事をイレズミをした怖そうな若い男性がしているのです。仕方がありません。
だんじり祭りの青年団は強制参加なの?
だんじり祭りの青年団は強制参加なのでしょうか。
結論から言えば、強制参加ではなく、理由があれば辞退することも可能です。
ですが中には「暗黙の了解という辞めにくい空気感がある」と感じている人がいるのも事実です。
自治体のお祭りということもあって、周囲とのお付き合いからそこまで乗り気ではないが、参加しているという人もいます。
では、この話題に対して地元の人にアンケート調査を実施したので、下記に抜粋して紹介しています。
自治体では、ほぼ強制されることもあると言いますが、理由があれば断れるものです。
大学などで県外に行っても、だんじり祭りに参加したいと言う人もいるぐらいです。
だんじり祭りはいろんな地域でありますので、私が知らない地域では、強制しているところもあるのかもしれません。
でも、明確な理由を言い断りができないことは今の時代、ほとんどないと思われます。
青年団は強制参加ではありません。
ですが、少子化などもあり年々曳き手が減っており、今は9月に祭りが行われる町と、10月に祭りが行われる町が連合を組み、助っ人として一緒にだんじりを曳いたりしています。
その為、参加者は大いにこしたことが無く、来るもの拒まずといった感じではあります。
強制ではないようですが、聞いてる感じですと半強制くらいようです。
私の知人でも全く興味がなくる子供の頃から入ってない友人もいます。育ってきた環境や、周りとの付き合いで変わってくるようです。
断ることができない空気を出すため、強制参加ですが、こいつは絶対に事故を起こすだろうという人物は、暗黙の了解から参加不可避となります。
ここでいう絶対に事故を起こすだろうという人物については意図的に事故を起こす人物です。
超田舎では強制参加させられることもあるでしょう。
田舎の青年団は都会の人が考えるほど簡単なものではないと思います。
田舎ならではの親密な人間関係から逃れようとすると、次の日から地元民からいじめを受けるでしょう。
だんじり祭りはヤンキー(不良)の文化なの?
だんじり祭りはヤンキー(不良)の文化なのでしょうか。
地元の人にアンケート調査(イメージ調査)したところ下記のような回答結果になりました。
ヤンキー文化だと思う「61%」
そうは全く思わない 「49%」
このような回答結果になりました。
やはりヤンキー(不良)の文化と言ったイメージを持つ人も多いことがわかります。
では、下記にこの話題に対してアンケート調査を抜粋して紹介しています。
まったくそのように感じたことがありません。
若い男性で普段大人しい人でも参加しています。
無礼講のようになって、冷静に見ると、不良行為をしているかもしれませんが、その時だけです。
あの時、酒飲んでたよなと学校すら言いません。(私の知る限りなので、もしかしたら何か言われている人もいるかもしれません)
実際に見た事がある人なら分かると思いますが、だんじり祭りに参加している男子は基本的に全員黒髪です。
普段髪の毛を染めている不良でも、祭りの最中だけは黒に染めます。
なので、男臭い祭りではありますが、ヤンキーといった感じは一切ありません。
中身はともかく、見た目だけは硬派なイメージです。
そのように思って、行動している人も少なからず居そうです。
ヤンキーなイメージをもって上の人たちの影響を受けているのか、若めの方で見かけることも多いです。絶対高校生だろうなって人でも気にせず喫煙していることも多く見られます。
そう言われても仕方ないです。
ですが、元々は、だんじり祭りは、神様に奉納という形で生贄をだんじりに乗せて引きまわしていた文化が進化し、今に至るのです。
だから、元々は違ってたんですが、いつしか危険なパフォーマンスを見せて地元を盛り上げるということに皮っていったわけです。
なので、危険なパフォーマンスをする人物は今も一種の生贄なんです。
ヤンキー文化ではないと思いますが、ほとんどヤンキーですよね。
高卒と同時に大工の仕事をする、当然普段から体を使う人が有利になるのは当たり前です。
気の弱い人なんかは参加できないでしょう。
だんじり祭り参加者の特徴って?
子供も女性も男性も高齢者も参加できる
私は転居してすぐにだんじり祭りに参加したほどで、別に危機感も覚えず、楽しく参加できました。
老若男女、子供も一緒に練り歩きますし、疲れて休む場所も確保され、飲食物も準備されています。
地域によるかもしれませんが、非常に穏やかな行事です。
基本は地元民で子供の頃からだんじりが好きだった人
だんじりが好きな子供は、だいたい親もだんじり好きです。
子供の頃から親に連れられてだんじりを見に行ったり、親が参加しているから一緒に参加したりするケースが多いと思います。
そこから中学生くらいになると友達と少年団に入り、本当にだんじりが好きで仕方ない人は青年団に入ります。
青年団に入ってお金払ってだんじり祭りを楽しむ人
とりあえず青年団だからって言葉を聞くことが多いです。
昔から入ってるから、今もプライドを持ってだんじり祭りに参加している、飲み会に参加する、行事ごとに参加するっていうことをしている人が多いです。
一般人もいれば不良に見える人もいます
だんじり祭りは、一般人の方が参加する祭りです。
そのうえで、不良に燃える人もいるのは、仕方なく、祭りの方向性が危険なパフォーマンスを見せるという方向だから、問題児に見える人も多いんです。
地元愛の強い目立ちたがり屋な人
普段テレビ局のカメラなど来ないような田舎に東京からカメラが来る時もあります。
男らしさを勝負というよりはいかに目立つか、または一生に一回テレビに映るチャンスがあるかないかというイベントなんです。
だんじり祭りって地元では楽しまれているの?
だんじり祭りって地元では楽しまれているのでしょうか。
アンケート調査したところ下記のような回答結果になりました。
楽しい 「53%」
楽しくない「47%」
このような回答結果になりました。
基本的に楽しまれている人もいれば、やはり「楽しくない」と回答している地元民もいます。
「うるさくて近所迷惑、ガラが悪い」などという意見もありました。
では、下記にこの話題に対してアンケート調査を抜粋して紹介しています。
最初聞いた時は、どう楽しいのか私もわかりませんでしたが、だんじりより、参加している人たちが生き生きとして、交流を楽しんでいるのを感じました。
地元の行事なので、古くからの知り合い同士が、毎年楽しみにしているようでした。
だんじりは基本的に楽しまれています。
しかし道路が通行止めになったり、だんじり中心に街が動いてしまうので、
だんじりが始まると不便で嫌いだという人もいます。
太鼓の練習は1ヵ月続くので、小屋近くに家がある人は騒音でうるさくて嫌な人もいます。
生まれも育ちもだんじりの街育ちの人は、毎年その時期になると絶対有給とって参加している人が多いですが、県外から引越しされてきた方や、青年団に入ってない人は、ガラが悪いから参加したくない、朝からうるさい騒音だから迷惑と言っている人もいらっしゃいます。
いいえ、楽しまれていないです。
ですが、楽しくないですというと、村八分にされるため、言い出せないんです。
これは息子さんを亡くした人のお話ですが、息子がすべて悪いという方向で話が決まり、謝罪して回ったそうです。
そんなことをする祭りが楽しいと思えるでしょうか。
私は何やっているんだろうと冷めた目でいつもテレビをみています。
地元ではなかなか人気があるようです。
普段来ないカメラが来て、まただんじり祭りの期間中は観光客も来るので、地元の商売人が喜ぶからです。
だんじり祭りの魅力とは?
迫力と知り合い同士の交流が楽しみ
だんじりを間近に見たことがある人は限られると思います。
迫力がありますし、そこに古くからの知り合いが共に参加していることで、連帯感や地域への愛情を再確認できるのだと感じました。
芸術面での魅力がある
だんじりと言えばやはり「ソーリャー」の掛け声と太鼓の音で勢いよく走る迫力が魅力です。
テレビで見る方はその印象が大きいでしょう。
しかし、だんじりの魅力は「彫り物」にもあり、
細かい彫刻が施されているのも魅力なので、もし現地まで行くのであれば動いているだんじりだけでなく、止まっているだんじりに近づいて彫り物も見てもらいたいです。
夜に遠くから見るとカッコよく見える
だんじり祭りのシーズンは夜もだんじりを曳いているのですが、自分の部屋からなど遠くから見ていると派手なので綺麗です。
夜の方がだんじりを見るのも悪くないなと思う瞬間かもしれません。
だんじり祭りの魅力はやりまわし
だんじり祭りは、やりまわしといって、高速で、だんじりの方向転換をするのが魅力で、この時に事故が起きるんです。
あまり言いたくないんですけど、事故を期待する人物もいまして、事故が起きることでうれしいと思う人もいます。
日本ならではの宗教祭り
祭りですから神様と関係がありますし、ご利益なども関係しているでしょう。
日本人はお祭りが好きなのは神様を祀るという理由がつけられるからだと思いますね。
危なくてもだんじり祭りが中止にならないのはその関係だと考えられます。