お盆にお墓参りすることはおかしいのでしょうか。
世間一般ではお盆にお墓参りする人も多いですが、地域によって異なりますが、風習をなぞると8月13日に迎え盆して、8月16日に送り盆をするのが風習ですね。
では「お盆にお墓参りおかしいのか?」アンケート調査を元に紹介しています。
また、お盆にお墓参りしない人の割合についても解説しています。
お盆にお墓参りおかしい?
お盆にお墓参りおかしいのでしょうか。
アンケート調査したところ下記のような回答結果になりました。
おかしいと思う「 4%」
おかしくない 「96%」
このような回答結果になりました。
ほとんどの人は「おかしくない」と回答しています。
なので、おかしくないと考えて良いでしょう。
ですが、おかしい派の意見として「地域によってはお墓参りはお盆に入る前日の迎え盆にする風習がある」という意見もあります。
ですが、基本的には別におかしいことではありません。
では、下記にアンケート調査を抜粋して紹介しています。
おかしいと思わないです!
日にちを決めておかないと仕事が忙しかったり、予定が合わない等と言い訳が出来てしまい、お墓参りをする機会を作れなくなってしまう事がある気がします。
職場の同僚は、毎年お盆時期にお墓参りに行くと言っていますので、まったくおかしいとは思いません。
むしろ、お盆時期にお墓参りに行く人の方が多いのではないかと、思っています。
全くおかしくない。
年によって多少のズレはありますが、大抵の企業が12日〜16日ぐらいまでをお盆休みに設定していると思うのでその期間にお墓参りに行くのが一般的とすら言えると思います。
おかしいとは思いません。
お盆だからこそ、普段はあまり行けないお墓に参ろうと思いますし、ご先祖様に見られているような気がするから、お墓参りをした方が気持ちがすっきりしていいからです。
実家では14日に親戚が一同に集い、一緒に墓参りに行っていたので、特におかしいとは思いません。
マナーやしきたりを遵守する人なら気になるかもしれませんが、最近であれば形式というか、儀礼的な感じで行っている家も多いと思います。
特におかしいとは思わない。
むしろお盆だからこそお墓参りするようにしている。
ただ東京など一部地域や宗派により7月盆の例やお盆が無い(神道)という親戚もあるので生まれ育ってきた環境次第。
おかしい所か寧ろそれが普通ではないでしょうか。
いつもはお寺の駐車場は空いているけどお盆期間だと車がいっぱいで停めることができないくらいたくさんの人がお参りに来ています。本堂にも多くの人が来てます。
お盆に「お墓参りしている人・お墓参りしない人」の割合は?
お盆に「お墓参りしている人・お墓参りしない人」の割合はどれくらいなのでしょうか。
アンケート調査したところ下記のような回答結果になりました。
お墓参りしている「28%」
お墓参りしてない「72%」
このような回答結果になりました。
やはりお盆期間中にお墓参りに行っている人が半数以上いることがわかります。
では、下記にアンケート調査を抜粋して紹介しています。
旦那の実家のお墓参りに参加しています。
田舎なので伝統を守り毎年同じ物をお供えして義母さんが中心となり行っています。自分の実家の祖父は遠方の為永代供養でお寺に預かって頂いています!
わが家はお盆時期にはお墓参りには行きません。
理由は暑さのせいです。
お墓参りは、お墓周りのお掃除をするので、暑い時期に無理をせず、作業しやすい時期を選んでお墓に行くようにしています。
お盆は毎年お墓参りをします。
それの春の彼岸にお墓参りをします。
年2回ですが、こういう機会でもないとなかなかお墓参りにいく機会がないので必ずお墓参りに行くようにしています。
はい、しています。
お墓の場所がそんなに遠くないというのもありますが、実家の仏壇にお供物をして、親の顔を見に行くきっかけにもなりますし、毎年当たり前のようにお墓参りもしています。
しています。
親戚と、両親や兄弟、祖母と共に行っています。
残念ならがら、母方の墓所に行くことは滅多にありませんが、それでも毎年お墓参りというものはしていることになります。
基本的に行ける年は行くようにしている。
お盆に限らずお彼岸や命日もそうだが小さい頃ならともかく今では仕事の立場や繁閑事情、休日出勤もあるので行けないからと言って何かを言われるという事は無い
昔は毎年必ずしていたのですが、病気になってしまったことや虫が怖いなどの理由で近年はしなくなってしまいました。
ただ、お盆ではなくてもいつでもお墓参りはできるので時期をずらして行ったりしています。
お盆にお墓参りをする理由って?
亡くなった人を迎える
亡くなってしまったご先祖様が1年に一度我が家へ帰ってくる日なので、家族、親戚、みんなで揃って8月13日に迎えてあげて8月15日に送ってあげようと言う意味です。
ご先祖様に挨拶する
お盆の時期には、ご先祖さまが里帰りをされるので、ごあいさつをしたり、日頃見守ってくださっていることに感謝をしたりするために、お墓参りをした方がいいと言われています。
ご先祖様への感謝を伝える
日頃からお先祖様を敬い感謝の気持ちを持つことは大切です。
特にお盆はご先祖さまの霊が帰ってくる期間とされているので感謝の意を示すためにお盆にお墓参りをして方が良いとされています。
ご先祖様に喜んでもらえるから
ご先祖様がかえって来るからという言い伝えや、信仰心ではなく、年に一度、実家の仏壇にお供物をして、線香をあげ、親の顔を見に行くということが、結果ご先祖様にも喜んでもらえるからです。
ご先祖様を今の家にお伺いする
年に一度現世に帰ってくるのだから、先祖の今の家にお伺いするようなものなのかなと考えています。
家族揃ってご先祖様を出迎える
おじいちゃんおばあちゃん、その上の大きいおじいちゃんばあちゃん皆帰ってくるから家族揃ってお出迎えする為という意味もあります。
ご先祖様が戻ってくるから
お盆は亡くなったご先祖様が戻って来るからです。
基本的にお墓参りはいつ行っても構わないですが、ご先祖様が帰って来るのでお参りする時により近況報告などをした際も気持ちが伝わりやすいのです。
お盆のお墓参りに必要なことって何?
お墓の雑草を綺麗にする
必ず必要なのはお墓参りです。
お盆期間の前日などに先祖のお墓の清掃、雑草除去をしています。
「蝋燭(ロウソク)・お線香」を準備する
マナーとしてはろうそく、お線香、数珠、お花、お水は必需品です。
地方にもよりますが、なすなどの野菜に割り箸で足を作ってたてて葉っぱに乗せてお供えしています。
お墓を掃除する
まずは、お墓周りのお掃除をするため、軍手やバケツ、枝切りバサミ、ゴミ袋などは必ず持参です。
スカートではなく、作業しやすい服装で行きます。
果物を用意する
お花や果物などのお供えも持参して、お掃除を終えたらお線香焚いて、手を合わせます。
持ち物はお菓子や果物などの供え物とお墓に飾るお花、線香をあげるために蝋燭と線香、ライターを持っていきます。
供え物をそのままにしておくとカラスなど動物に荒らされるため持ち帰るのがマナーです。
お花を供える
花を供えられていたら、その花と自分が持ってきた花を入れ替え、前のものは持って帰ります。
もちろん、花はあってもなくても構わないのではないでしょうけどあった方が良い程度です。
故人の好きな花だと喜ばれるはずです。
そして、線香の灰や周りに落ちている落ち葉などを拾い掃除をすることです。
お供え物はカラスが荒らすために持ち帰る
カラスやトビ、狸やハクビシンが荒らしてしまうのでお供え物の野菜や果物・菓子類は基本的にお参りが終わったらキチンと持ち帰る。
茄子ときゅうりを1cmサイコロ状に切って生米と混ぜたものを里芋の葉で包んでお供えする(家や地区により差異アリ)
お寺にお布施と挨拶
お寺さんにお布施とご挨拶する家庭もあります。
ご先祖様への感謝の気持ちも大事
ご先祖様や感謝する気持ちが大事です。
マナーと言うか、「見守っててください」というのは駄目という話もあります。
近況報告などをしたりするといいみたいです。
お盆にお墓参りに行かなかったら罰が当たる?
お盆にお墓参りに行かなかったら罰が当たるのでしょうか。
結論から言えば「罰が当たることはありません」。
基本的にご先祖様は見守っててくれているでしょう。
お墓参りに行けない事情もありますからね。
お墓が遠くてなかなか行きづらいという人もいますし、仕事で海外にいたら無理ですからね。
例えば、お盆に仕事が入ってお墓参りに行けなかったときに罰が当たる気がするなら後日行くと良いのです。
他にも、体調が悪くて行けない時もありますし、お盆期間中にお墓に参ることだけが絶対ではないからです。
お墓に行かなくても、仏壇に手を合わせるのでも良いですし、心のなかで想いを寄せるだけでも良いのです。
大切なのは、ご先祖さまのことを忘れずにいることです。
お墓に行かなくても心の中で手を合わせれば良いでしょう。
お盆に行けなかったら、また行ける時に行けば良いですし「行けなくてごめんね、また行くね」という気持ちが大事です。
ですが、お盆とか関係なしに水子供養をしっかりしていないと罰が当たるというか何らかの形で悪い影響が出るという話もあります。
特に母親側に出るらしいので、水子がいる方はしっかりと供養をするようにしてあげてください。